オーストラリアの珍獣クオッカ(クアッカワラビー)に会うためのロットネスト島攻略記です。
ロットネスト島は全域が国立公園に指定されており、この島にしか生息しない珍獣クオッカの生息地として有名ですね!
ロットネスト島へ 準備編
このクオッカに会うための旅行自体が思いつきで準備期間は1週間もない状況。。
いろいろ忘れ物をしたまま、オーストラリアのパースへ到着しました。
パース市街で冒険の準備(ショッピング)
パースへの到着初日はホテルに荷物を置いて、ショッピングエリアへ。
というのも、間違って仕事用の革靴を履いてきてしまったため、この靴でロットネスト島の探検は流石に無謀。
探検で履くスニーカーをゲットするのがショッピングの目的です。
たまたま見つけたTARGETへ入ると、在庫処分でAUD10となっていたスニーカーを発見!
ちなみに、オーストラリアのTARGETは米国のTARGETと異なり、食料品や家電を扱わず、衣料品や雑貨といったホームセンターに寄った売り場構成になっていました。
次に、スーパーマーケット(Woolworth)で、スナック類や水などを仕入れ準備完了。
早朝にフェリー会社のお迎え
ロットネスト島への渡航前日に、ロットネスト島行きの往復フェリーと自転車のパッケージをフェリー会社サイトで予約。
直前予約だと日本語が使えるHISやVELTRAのサイトでは受け付けを終了していたので、1週間前には予約を済ませたほうがよいです。
直前だと割引き運賃も無いため高くつきますよ!!
そんなこんなで、朝靄が残っている早朝に迎えのバスがやってきました。
高速フェリーでロットネスト島へ!
7:30にHillarys Boat Harbourを出発!
エアコンの効いた高速フェリーでロットネスト島まで40分ちょっと。
道中はクジラやイルカにあえる可能性もあると聞いていましたが、この日は見かけもしませんでした。。
ロットネスト島への高速フェリーは全社Thomson Bayへ到着します。
フェリーに積んできた自転車を受け取り、島内サイクリングへ!
ロットネスト島へのフェリー会社の選び方はこの記事(↓)で解説しています。
ひとりでロットネスト島サイクリング
船着場(Thomson Bay)の目の前にはビジターセンターがあります。
このあたりでは、まだまだクオッカは見かけません。
船から降りたらワラワラ集まってくるのを期待していたのに!
案内板からサイクリングルートを検討。
10kmコースをアレンジして、時計回りで半周することにしました。
珍獣クオッカとの初邂逅!!
自転車のペダルを廻して数分。
民家の庭先になにかいる……!
地元の法律では、クオッカに触るとAUD150の罰金が適用されます。(クオッカ側から寄ってくる分には罰金対象外)
当たり屋クオッカに警戒しながら離れた場所から観察。
暫く見てたら、30cmくらいあるトカゲも出てきたので戦略的撤退。
サイクリングを再開して住宅街を抜けるとSETTLEMENT駅が見えました。
ロストネット島にある唯一の鉄道で山の上まで行けるみたいです。
びっくり沼 BICKLEY SWAMP
BICKELY SWAMP(ビックリースワンプ)とな、、勝手にびっくり沼と名づけることにしました。
びっくり沼の水は異常に透き通っていますが、生物がいない。。
生き物が住めないほど、やばい水なんだろうか。
上り道が続き、太ももにビキビキきます。
自転車に乗るのも何年ぶりなので、めっちゃキツイ。
Henrietta Rocks
そんな苦労を乗り越えると、この光景が現れました!!
これがインド洋か!
Henriett Rocks(ヘンリエッタロックス)は沈んだ船が魚礁となっている場所で、シュノーケリングスポットにもなっています。
まだまだ上り坂が続きます。
太ももがぁああ。
野生のクオッカが現れた!
道中には給水ポイントならぬ、癒しポイントが!!
ここではクオッカがたくさん飛び跳ねています。もふもふ天国か!
おおお。なんか向こうから近寄ってきましたよ!!
触ると罰金150ドルのため、動かずに待ちの姿勢。
こんなかわいい顔しておいて、スーパーの袋が目当てのようです。
明らかに食べ物を狙ってますね。。野生のハンター!
Oliver Hill Battery
クオッカエリアから先に進むとオリバーヒルのふもとにあたります。
第二次世界大戦当時のヘイト絵で飾られた休憩スポットがありました。
折角クオッカで癒されてたのに、アンチ日本人な絵でイラッ。
ほんの30年前まで白豪主義がまかり通っていた恥ずかしい国なので、取り繕う前の絵は人種差別感もスゴイ。
テンションがそこそこ下がったうえに、山頂へは自転車侵入禁止の看板が。。
自転車置き場が整備されていたので、自転車を置いて歩きで山頂へ向かいます。
一応、路面は舗装されていますが急すぎてシンドイ!
ふもとから頂上までは15分くらいでした。
第二次大戦の対日戦のために用意された9.2インチ砲。
大和の主砲が18インチなので約半分ですね。
この砲台は、ほぼロットネスト島の中央に鎮座しています。
かっこいい!
内部は鳥が巣をつくっており、平和な遺跡になっていました。
日本国内ではあまり体験できない、元軍事施設を観察した後はサイクリングに復帰です。
分かれ道では、Defence Roadというイケてる名前の道路を通って島の北側へ向かうことにしました。
PINK LAKE
案内の看板によると、塩湖の塩分が泡をつくるとかなんとか。
死海みたいに濃すぎて生き物が住めない環境なのかもしれませんね。
LITTLE ARMSTRONG BAY
トムソン湾へ戻るために海沿いに東側へ向かいます。
途中には地中海風の貸しコテージ群が現れました。
ここまでぼり坂の多い道程でしたが、ここからはほぼ下り坂。
自転車でも余裕で40km近く出ていたと思います。
ロットネスト島のメインストリート
フェリーが到着する、トムソン湾のショッピングエリアへ戻ってきました。
クオッカ立ち入り禁止のマークが有名ですね。
スーパーマーケットでも、クオッカが入ってこないようにドアは開けっ放しにならない構造でした。
看板に偽りがあり、36種類もありませんでした、それなりにフレーバーがありました。
おこぼれを狙っているクオッカを観察しながら、ラズベリーシャーベットアイスをぱくつきます。
クオッカは夜行性なので、ワラワラというよりはチラホラ。
食べ物を持っていると寄ってくる生き物
クオッカさんは、サイクリングで回った山の中ではあまり会えませんでしたが、ショッピングエリアでは都会の鳩並みの密度でうろついてます。
人間の食べ物が大好きなんでしょうね。
アイスを持って立ち止まったらすぐに寄ってきました。
有袋類なので、カンガルーのようにピヨンピヨン跳ねて動きます。
朝や夕方に活動する生き物なので、子供クオッカはお昼寝中の様子。
無防備すぎてカワイイ。
クオッカさん怒る
食事中?のクオッカさんに接近したら怒った顔をされていました。
なかなか怖い顔。
数秒後には可愛い顔に。
角度によって表情がとても変わるように感じます。
半日過ごしたロットネスト島からは、16時の最終便でパースに帰ります。
10時間でも暇を持て余したので、ロットネスト島には泊まらずに日帰りで十分だと思います。
帰路には日焼けでヒリヒリしはじめてきたので、9月でも日焼け止めは必須アイテムです。
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