SPGグループの中でも最高級に位置づけられているセントレジス。
2016年半ばにオープンしたセントレジスクアラルンプールは、セントレジス大阪と同じカテゴリー6に位置づけられていて一泊3万円くらいが相場です。
今回はLUXURY CARDの特典である、グローバル ラグジュアリーホテル優待対象ホテルとなっているSt.Regis KualalumpurにLuxury Card Conciergeを通して手配をお願いしました。
グローバル ラグジュアリーホテル優待とは
SPGメンバー専用の特別レート並みの料金でSPGプラチナ+αの待遇が受けられる、LUXURY CARD所有者向けの特別レート。
主な特典は次の通り。
- LUXURY CARD特典
- ・ネット接続無料
- ・毎日2名分の朝食
- ・アーリーチェックイン
- ・レイトチェックアウト
- ・SPAまたは館内レストランで利用可能な100米ドル分のクレジット
- ・客室アップグレード
- ・ローカルアメニティ(ホテルによる)
- ・4泊目無料(ホテルによる)
これだけでもお得なのにSPGポイントは普通に加算され各種キャンペーンも基本的に適用されます。
さらにすごいのが、前日や当日16時までの連絡でキャンセルチャージなし!という予約の縛りが殆どない点です。
冷静に考えると一見さんにこんな特典用意して、マジメなSPG上級会員さんがぶちきれそうではありますね。
つまり、SPG上級会員がラグジュアリカードで手配すると最強かもしれません。
・・・え、論点がズレている?
グローバル ラグジュアリーホテル優待については、詳しくは下の記事で解説しています。
St.REGIS KUALALUMPURへのアクセス
ホテルはKL SENTRAL駅から100m程の立地ですが、歩道のない幹線道路に挟まれているため徒歩でのアクセスは困難(車に轢かれる覚悟があるなら行けなくもない。)
ST. REGISのシャトルサービスがあるのでそちらを利用するか、TAXIや車でアクセスする前提なのでしょう。
2017年9月現在、ホテルの地下2階に地下道を建設中。
MRTの新駅を通してKL SENTRALやLAKE GARDENSへアクセスできる予定だそうです。
MRT駅と繋がったらKLCCやKLの繁華街であるBukit Bintangに簡単に行けるのですごく便利になると思います。
ST.REGIS シャトルサービス
タクシークーポン売り場の右手にシャトルのピックアップ場所があります。
ホテルとKL SENTRALの間は7:15から23:45まで、30分毎にシャトルが運行中。
時間外は電話すれば迎えがくるようです。
BMWでもくるのかなーと思ったらホンダもどきのバンがやってきました…。
乗車時間は5分もありません。
アート空間でのチェックイン
到着すると座ってチェックイン。
おしぼりと、甘いお茶のサービスでリゾートホテルみたいですね。
ラグジュアリーカードの宿泊者特典をひとつひとつ説明うけながら、チェックイン手続きが進みます。
メインで利用しているIHGホテルではクイックチェックインが多いので、このやりとりがもどかしい。
こういう無駄なやりとり?に慣れない分には、ラグジュアリーホテルは私にはまだまだ不相応かもしれません。
とは言っても、興味のあるラグジュアリーホテルの世界ということで、ポーターと一緒にいざ客室へ!
エレベーターホールには、ロビーとは違ったテイストのアートが。
バトラーによる館内アートのツアーもあるようです。
ST.REGIS SUITE – セントレジススイート
この間取りは、スイートルーム!!
DELUXE ROOM(63㎡)→GRAND DELUX ROON(63㎡)→METROPOLITAN ROOM(71㎡)→St. Regis Suite(138㎡)
当初予約した部屋から3段階アップで広さ2倍、レートも2倍です。
この時点で目先の安さに釣られてエクスペディア等で予約する意味がなくなりますね。
フロアマップをみると角部屋はすべてスイートルームでした。
ルームナンバー1115は、プールとKL SENTRALビューでした。
リビング部は安心の日本メーカー(Panasonic)製の50インチ液晶TVが設置されていました。
ソファはふかふかで、座り心地も良しです。
バトラーからのお手紙とチョコ、ウェルカムフルーツが置かれています。
デスクは独立したものがひとつ。
広々と使えるので、ビジネス用途にも問題なく耐えられます。
セントレジストランクミニバー
こいつが有名なトンラク型のミニバーですね。
お茶はTWGのものでした。
寝室
寝室にも同じPanasonic製の50インチTVが設置されています。
クアラルンプール国際空港のフライト情報も出せるので、1日中流していました。
ターンダウン
ここまでセットするターンダウンは初めてかもしれない。
ら、ラグジュアリー…。
ウォークインクローゼット
化粧室を兼ねたクローゼットです。
安ホテルの客室より広いです。
室内にSPA設備!?
インルームSPAが可能なホテルは東京にもありますが、専用の部屋まであるホテルに初めて泊まりました。
ら、ラグジュアリーホテルおそるべしっ。
開放感溢れすぎるバスルーム
駅ビルのnuSentralが丸見えの開放感あふれるバスルーム。
洗い場にはレインシャワーとハンドシャワーがあります。
やましいものは何も無いので、カーテンを下ろさずに入りましたよ?
本置きとして使える便利なグッズがありました。
タブレットを持ち込んで、ネットを見ながらお風呂を楽しみました。
ええ、カーテン全開です。
奥にあるTOTOのウオシュレットはオート開閉に対応した上位機種です。
日本以外でこのクラスのウオシュレットを設置している海外ホテルに初めて泊まりました。
アメニティはST.REGIS共通のフランスREMEDEのものです。
ラグジュアリーホテルで使われる割には、空港免税店やデパートでは見かけない気がします。
屋外プール
バトラーによると、左側はレジデンス住人用、右側はホテルゲスト用だそうです。
プールからはKLタワーと青色のモスクが見えて、ここだけ感はありました。
プールサイドにいると、すぐに案内がつきます。
更衣室はありますか?
ありますよ!こちらです。
ただのトイレじゃん。。
部屋で着替えてバスローブでプールに行くタイプ?
小雨の中泳いでみました。
塩素がまとわりつく感じがなく泳ぎやすい。(雨で塩素濃度が薄まっている?)
プール後のシャワーは、隣のジムに併設された大きなシャワールームが使えました。
ただし、レインシャワーの排出口が3mくらい頭上にあるので、お湯が冷めて落ちてくる欠陥構造。
プールサイドバーの客向けでしょうか、夜はスポーツ中継を流していました。
でも観客はゼロ。
IRIDIUM SPA
部屋にあったSPAメニューに施術開始の30分前には受付するのをお勧めすると書かれているのを施術開始直前に発見。
急いで準備して5分前に到着。
早く行けばサウナなんかを利用できるようです。
天井が特にIRIDIUM感がしますね。
何の説明も受けずに部屋に案内される。
え、Bispoke Massageで頼んだのだけど…。
マジで何もヒアリングされずにマッサージ開始。
施術しながらビスポークするのかな?と思ったら開始5分でうとうと。
…気付いてたら終わってました。
終了後に今回の施術でも利用した保湿クリームなんかのセールスを受けました。
んでも、ケミカル系はちょっと…。
Bispokeされない MassageでMYR488/60min
請求書にはチップ欄があったのでMYR50つけました。
マレーシアはチップの習慣がないのと、相場が分からないのでテキトーです。
今思うと、きりのいい500にするためのMYR12とかでよかったのかもしれません。
THE BRASSERIEでのフレンチブレックファスト
モダンフレンチカフェっぽいと評判のブラッセリで朝食です。
物価の安いこの国で1人MYR170++とはなかなかのお値段。
こちとらコンプのタダメシですが。
寝坊して遅めの時間に行ったのであまり人はおらず。
利用者より店員の方が多かったような。
セミバフェ
肉類は係員がとりわけてくれます。
ソースだけ自分でかけてねというスタイルです。
こちらはご自由にどうぞスタイル。
オーダーしようと思っていたエッグベネディクトを発見!
隣のココットも絶対美味しいやつだ!!
迷うという幸せな時間です。
パン類はあんま好きじゃないので見て楽しむスタイル。
フルーツも気分じゃないので見てるだけ。
バフェを巡回した感想は利用者が少ないので、散らかっておらずいい感じ。
○○人に荒らされてぐちゃぐちゃになってると、食欲落ちますからね!
バフェものを食す!
まずはサラダです。
想像通りの味。
ゴクリ。こいつがでてきました。
割と信仰心の篤いエッグベネディクト教徒なので特に気になっていた一品です。
付け合せは甘いパンケーキとスパイシーなポテトで隙の無い布陣にしました。
はい、メシテロすみません。
黄身が広がらないギリギリを狙ってつくったとしか思えませんね。
写真の通り、激ウマでした。
これで作りたてならどれだけおいしいんだろう。
ST.REGISの想定する顧客層(≒貴族)なら出来たてを要求しなければならないシーンですが、タダメシ中のためそんなこと出来ない日本人らしさが出たと主張しておきます。
朝食の本番はここから
セントレジスの朝食はオーダーモノで本番を迎えます。
さすが(?)ラグジュアリーホテル。
一番上にあったSIGNATURE ROYAL ALASKAN KING CRAB SILKEN EGGとやらをオーダーしてみました。
いわゆる茶碗蒸しがきました。
穀類が乗っているのが新鮮。洋風茶碗蒸しですね。プディング??
味は半分までは美味しかった。日本人にはツライ量なので後半は飽きてきます。
こちらもシグネチャードリンクから、「本日のブーストジュース」を。
ただの野菜ジュースでした。
THE DRAWING ROOM でアフタヌーンティー
ドローイングルームでのティーセットは、お一人様でMYR140++でした。
食器がかわいい系でボッチ男にはある意味罰ゲーム状態。
お茶はいけすかないTWGのものです。
BOHとかマレーシア国産のがいいのに…。
アフタヌーンティーの詳細は↓の記事で。
インルームダイニングで夜食
ナシゴレン(MYR80++)を発注。
バトラーさんが運んできてくれました。
10年くらい前にインターコンチ香港のルームサービスでナシゴレンと出会って以来、アジアのホテルで頼むルーサーの定番メニュー。
さて、セントレジスの実力を味あわせてもらいますよ。
つけあわせのサティはウマイッ。
ナシゴレンは、、、辛すぎる!!
頑張ってみましたが半分でギブ。
メニューにスパイシーマークなかったような?
というか、EXTRA HOTだよね。
ST.REGISのバトラーサービスとは
こちらのホテルは設立の経緯がヨーロッパの社交界っぽいものをアメリカでもうんたらかんたらなので、欧州貴族ごっこ(?)ができるように5つの特徴的なバトラーサービスがついています。
- セントレジスKL 5つのバトラーサービス
- ・荷解きと梱包
- ・飲み物を淹れる
- ・服のプレス
- ・eバトラー(メールで指示)
- ・バトラーデスク(コンシェルジュ)
試しにバトラーデスクを通して館内SPAの手配をお願いしようとしたところ、SPAに内線をつなげるだけという対応に終わり、無駄なやり取りが発生しただけでした。(部屋の内線でSPAに直接コールできるのでバトラー通さないほうが早い。)
インターコンチのコンシェルジュなら予約までやってくれて、SPAルームの中でもいい部屋をアサインしてくれますが…。
アンパン買って来い!的な使い方は、そういう育ちじゃないんで難しいですし。
ラグジュアリー道は険しいデスネ!
靴磨きサービス
ホテルの基本サービスに靴磨きがあります。
休暇なのに間違って履いてきた仕事用の革靴をキレイにしてもらいました。
ちょっとイラッときたチェックアウト
自分でパッキングをしたら、空港へ向けて出発です。
空港まで30分のKL SENTRAL近くという立地は、それだけでメリットだと思います。
チェックアウトぷりーず。
滞在はどうでしたか。こちらが明細です。
良かったと思いますよ。うーん、、さっきSPAってましたが、料金に含まれてないようにみえます。
電話でSPAに確認をとっていました。
こちらが新しい明細です。AMEXでお支払いください
え!? ラグジュアリーカードで予約いれましたよね。
ダブルチェックしてもらえますか?
チェックイン時にラグジュアリカード特典を案内してきた割には、チェックアウト時はFHRレートと誤解されAMEXでの支払いを要求されてます。。
えっと、上司に確認してみます。お待ちください。
何分待たせるんだ。。もうめんどくさくなってきたので、AMEXで払うか。
確認がとれました。こちらのカードで大丈夫です。
一旦ここでは解決したのですが帰国後に請求が間違ってたから3日分の宿泊料払ってと架空請求まがいなメールが届き、電話の着信までありました。
1泊しか滞在してない相手に4泊分請求する気か!とお返事差し上げたら返信がこなくなりました。
ST.REGIS KUALALUMPURの宿泊まとめ
2017年9月時点は地上から徒歩でのアクセスは考慮されていないため、立地が良くありません。(地下道が開通したらKL SENTRAL直結で便利な立地になると思います。)
セントレジスのウリであるバトラーサービスは、休暇中でヒマだったり、自分のことは自分でマネージしますというタイプだと使いこなすのが難しい。←待つ時間が無駄に思えるし…。
朝食についてはセミオーダーなのでとても満足度高いです。
チェックアウト後の対応がダメダメだったので暫く使うことは無いと思います。
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