ある旅行者は、旅行用カメラはポケットに収まる高画質デジタルカメラDSC-RX100Vを使用し、スマートフォンはXPERIAを利用して世界中を旅していました。
だがしかし、一つだけ不満がありました。
身軽に行動したい旅先で、2つもデバイスを持つのはナンセンス!!
2021年暮れ。そんな彼の元にRX100と同じ大型1型センサーを搭載したスマートフォン XPERIA PRO-I誕生のニュースが届きました!
XPERIAにRX100が内蔵されたようなものだと考え、色々悩んだ末に購入してみました。
トラベラー目線でXperia PRO-Iの注目スペック
Xperia PRO-I(エクスペリア プロ-アイ)
メモリ:12GB
ストレージ:512GB
電池:4,500mAh(フル充電で3日は持つ大容量)
電子マネー:Suica/Edy/WAON/ID/Quicpay/nanacoが利用可能
防水・防塵:IPX8(防水の最高性能)/IP6X(防塵の最高性能)
そして旅行用スマホとして注目すべきは次の2点
唯一にして最大の欠点は、値段が高いこと。
高級デジカメの最新機種RX100VIIであれば15万円程度で購入できますが、XPERIA PRO-Iは198,000円です。
中級スマホ(13万円)と高級コンパクトデジカメ(15万円)を別々に買えば280,000円だったのが、XPERIA PRO-Iだと198,000円で済むので安いっちゃ安いのですが、今まで13万円のスマホを利用していた層からするといきなり198,000円は高く感じる不思議。
高級コンパクトデジカメの画質と同等でなければ、1台にまとめる意味もないためそりゃあもう悩みました。
3~5年使う前提と自分を騙し、XPERIA PRO-Iの購入を決意!
XPERIA PROの購入
ビックカメラで購入してきました。
XPERIA PRO-Iを開封
198,000円のスマホの割には簡素なパッケージでした。
内容物はスマートフォン、取扱説明書、保証書のみで、ケーブルやアクセサリ類は一切ナシ。
充電用のUSBケーブルも別途用意する必要があります。
背面には3つのカメラがあり、Zeissロゴ、SONYロゴ、XPERIAロゴが付いて所有欲が満たされます。
XPERIA PRO-Iを安心して使うため、この3点を揃えよう
198,000円のスマートフォンのため、落として高額な破損修理費用を支払うなんて悲劇を避けるために防御策が必要となります。
液晶画面の保護ガラス
XPERIA PRO-Iの画面を割れの修理費は5万円以上です。
そのため保護ガラスは必須です。
保護ガラスはamazonで購入しました。
画面用のガラス2枚、カメラセンサーを守るガラス2枚の合計4枚入りで1,000円くらいでした。スペアがついているので取り付けにミスっても挽回できます。
XPERIA PRO-I用ケース
スマホケースも破損や修理費の発生を防ぐための必須装備といえるでしょう。
イタリア製レザーを使った、ソニー純正ケース XQZ-CLBE (8,800円)のデザインはカッコいいけれど防水効果は期待できません。
ハードな利用が想定される旅行用ということで、防水性能に優れたものをamazonで物色し炭素繊維のカバーケースを発見しました。値段も激安で1,000円くらいでした。
ヒコーキにも使われる丈夫な炭素繊維に、複合素材(シリコン+TPU)で水に強くて安心です。
XPERIA PRO-Iのもともとのカラーがブラックのため、ブラック系のケースにしておけば違和感ゼロです。
このケースの予想外の副次効果としてシャッターボタンはケース無しの状態より押しやすくなりました。
利用目的がカメラ機能ならストラップは必須
最後に必ず用意しておくべきはストラップです。
まず、重量が211gもあるうえにガラス筐体でツルツルしていて本当に手が滑ります。
カメラモードだと、奥行きが薄い横持ちするシーンが多くなります。
安定感が得られにくい奥行きの薄さからくる落下事故を防ぐためにもストラップは必須です。
そして、ストラップの留め具は金属製ではなくプラスチック製を選ぶことが大事です。
なぜなら、プラスチックなら金属部品と違って乱暴にポケットにいれても画面を傷つけることがないからです。
SONYのデジカメ用のストラップを修理部品扱いで取り寄せて購入。
500円もしませんでした。
RX100MA5とXPERIA PRO-Iのカメラ性能比較
旅行中にめんどくさいことはしたくないので、AUTOモードで簡単に撮影したもので比較します。
ISO100、1/800秒、F2 taken with XPERIA PRO-I
XPERIA PRO-Iで撮影したもの。
青空がクッキリでています。
ISO100、1/100秒、F5.6 taken with DSC-RX100M5A
大型センサー搭載の高級コンデジDSC-RX100Vで撮影したもの。
空が真っ白になっています・・・
夜景
ISO6400、1/4秒、F2.0 taken with XERPIA PRO-I
ほぼ肉眼に近いXPERIA PRO-Iの写真。
ISO5000、1/4秒、F1.8 taken with DSC-RX100M5A
コンデジは、肉眼より明るく見える(左下の岩も判別できる)
料理
ISO400、1/100秒、F4 taken with XPERIA PRO-I
ISO125、1/60秒、F2.8 taken with DSC-RX100M5A
料理は甲乙つけがたいですね。
広角と超広角の違い
XPERIA PRO-Iの24mm広角カメラで撮影
XPERIA PRO-Iの16mm超広角カメラで撮影
超広角だと同じ位置から撮影してもより広い画面を撮影できる。
その代わり、センサーサイズが小さいので暗い場所での画質は落ちます。
通信キャリアのWiFi設定メモ
通信キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)設置WiFiを利用した通信方法のメモです。
特にドコモのd WiFiはdポイントクラブに登録すれば無料で使えます。
アクセスポイント名は0001docomoとか0002softbankです。(0000系は旧規格でセキュリティが怪しいので非推奨)
ドコモ
ドコモの提供するWiFiはdWiFiで、ドコモ未契約者はdポイントクラブに登録すると無料で利用できるようになります。
0001docomoの編集画面で下記設定をおこないます。
セキュリティ:WPA/WPA2-Enterprise
EAP方式:PEAP
フェーズ2認証:MSCHAPV2
CA証明書:システム証明書を利用
証明書のオンライン検証:検証しない
ドメイン:wrfs.m-zone.jp
ID:(dポイントID※)-dwifi@docomo
匿名ID:空欄
パスワード:dWiFiパスワード*
※dポイントIDが、メールアドレス(abc@tabifile.com)だった場合は、IDは”abc@tabifile.com-dwifi@docomo”となります。
*dWiFiパスワードはhttps://wifi.smt.docomo.ne.jp/cgi7/memberpwdedtの「ID/パスワード」タブから確認できます。(「ネットワーク」タブのパスワードとは別です)
ソフトバンク
0002softbankの編集画面で下記設定します。
ソフトバンクのSIMさえあれば簡単に設定できるので、ドコモと比べると楽に設定できます。
EAP方式:SIM
SIM:softabnk
従量制:定額制として扱う
プロキシ:設定しない
IP設定:DGCP
プライバシー:デバイスのMACを使用
XPERIA PRO-Iまとめ
旅行用カメラとしては現時点で最高の一品でした。
カメラ機能は「本物のカメラをスマートフォンに」のうたい文句通りでコンデジが不要になるレベル。
電話機として考えると、デュアルSIM対応はナイスでした。
良くなかったのは、簡易留守番電話機能が無いこと。
海外では一般的に着信側にも課金される文化があるからなのか、SIMフリー機種には簡易留守番機能が存在しません。
留守電機能が必要な人は、キャリアが提供する有料の留守電サービスを契約する必要があります。
結局どこで買うのがオトク?
手厚い保証が必要な人は、XPERIAケアプランが付帯できるソニーストアでのオンライン購入一択です。
XPERIAケアプランとは、ソニーストア購入時限定で加入できる保証。月額550円(年額5,500円)で全損時は22,000円の自己負担で新品交換、故障・破損時は上限5,500円で修理対応してくれます。
値段優先な人はポイントがもらえるビックカメラ等の家電量販店かamazonです。
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