日本航空のJL77便で早朝のマニラ・ニノイ・アキノ国際空港へ到着。
入国せずに、国際線乗り継ぎをしたところ、面白い体験ができたので記事にします。
マニラ国際空港の最低乗り継ぎ時間 – Minimum Conecting Time at NAIA
まずは、国際線トランジットの前提条件。
乗り継ぎの場合、到着空港でのMCT(最低乗り継ぎ時間)を満たしていないといけません。
マニラ空港における、他社便への乗り継ぎはフィリピン航空なら2時間~3時間、JALやANAだと3時間が最低乗り継ぎ時間に設定されています。
一旦入国してシャトルバスによるターミナル移動(一般ルート)
マニラ空港には4つのターミナルがありターミナル間の移動は、一旦フィリピンへ入国し、ターミナル入口にあるマニラ国際空港会社の用意する無料シャトルバス(30~50分間隔で運行)か、自腹でタクシー移動となります。
※フィリピンのタクシーはボッタクリが基本なので強気で交渉できる人のみ使いましょう。
マニラ国際空港のFAQでもターミナル間の移動について、以下のように説明されていました。
How can I transfer from one terminal to the other or from the international terminal to the domestic terminal and vice-versa?
We have airport shuttle buses that go around the airport complex at regular intervals. These buses are deployed specifically to pick-up and drop off passengers in all the terminals. The shuttle ride is for passengers with connecting flights are free of charge.
乗り継ぎのため、ターミナル間の移動はどのようにしたらいいですか?
規定の間隔で各ターミナルを回るエアポートシャトルバスが全てのターミナルに配備されています。トランジットの必要な乗客は無料で利用できます。
※乗り継ぎを証明する航空券の提示が必要です。
続いて、マニラ国際空港を拠点とするフィリピン航空による乗り継ぎ案内。
(マニラにて)別のターミナルを含む乗り継ぎの場合、施設の都合上とCIQの要件の為、最終目的地までのタグ付けはできません。お客様はお預けのお手荷物を引き取り、税関検査をお済ませください。
このようにマニラ国際空港でターミナルを跨ぐ国際線乗り継ぎとなる場合は、CIQ(税関・入国管理・検疫)の都合上一旦入国してターミナル間のシャトルバス等を利用して移動するのが一般的な方法で、他サイトでも同様のことが書かれています。
今回は他サイトにも載っている一旦入国しての乗り継ぎではなく、ネット上にも情報が無かったフィリピンへ入国せずに国際線乗り継ぎを体験できました。
マニラ空港で入国せずに、異なるターミナル間を国際線乗り継ぎ
日本でのチェックイン時にマニラから香港行きのチケットを事前に受け取っており、マニラ空港で荷物を受け取り自分自身でターミナルを移動するように案内されていました。
ところが、マニラ空港に到着してみるとJAL地上職員が私のネームボードを出して待っていたので着いて行ってみると。。
まずは入国審査所手前のTRANSFER DESK脇までエスコートされ、パスポートを出すように言われます。
![](https://tabifile.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
Nさんの荷物を受け取ってくるので、パスポートをお預かりします。
この行列に並ばずに、荷物が手元に戻ってくるなんて神対応!と喜んだものの・・・
暫くカウンター脇で待っておくように言われましたが、30分経っても戻ってきません。
異国の地で手元にパスポートもなく長時間待たされると不安になってきます。。。
結局、40分近く放置される
40分後にやっと自分の手荷物を持って地上職員さんが戻ってきました。
荷物が手元に戻ってきたのはいいのですが、空港警察が来るまでさらに待機を求められました。
ターミナル1を逆流し幻の17番ゲートへ移動
こちらで手荷物検査を受けて、3階の出発フロアへ移動。
地上職員さんと、合流した空港警察官に連行されて出発フロアから17番ゲートまで移動。
本日乗ってきたJAL機が見えました。
幻の17番ゲートへ到着。
JAL マニラ空港出国案内ページより
この17番ゲートはターミナルマップには表示されていない幻のゲートです。
ゲート17番へ来るまでにマニラ到着から90分経っています。
バスが到着するまで待機ということで、さらに30分待たされます。。
一般ルートで移動しておけばよかったと後悔しはじめてきました。。
滑走路脇を爆走するバスでターミナル間を移動(制限エリアルート)
やっとバスが到着しましたが、ターミナル3への移動者は自分ひとり。貸切状態。
イミグレ前で回収したスーツケースも一緒に持ち込みます。
なんと、滑走路脇を扉を開けたまま走り出しました。カオスマニラ!
ヒコーキ好きには堪らない景色が現れます。
awesome!
バスの扉を開きっぱなしで爆走するのでスーツケースが落ちないかヒヤヒヤ。
荷物は空港職員さんが抑えていました。
滅茶苦茶揺れて乗り心地は最悪です(苦笑)
ターミナル3へ到着
T3に到着すると、空港職員用通路を通ってターミナル3の出発フロアへ移動。
すでに東京でチケットを受け取っていたにも関わらず、キャセイパシフィックのカウンターでチケットが出しなおしされました。
こちらで手荷物も預けます。
CREW用のレーンまで連行され、空港警察からお見送り(?)を受ける。
物理的にはフィリピン国にいますが、書類上は入国していないので出国審査はありませんでした。
こういう特殊な状況下のため、空港警察が常に隣におり一般エリアでの買い物等はできません。
制限エリアルートだと滑走路脇をオープンカーで爆走できる珍しい体験ができますが、待ち時間が長すぎるのでオススメしません。
一旦入国して、ターミナル間のシャトルバスを利用した方が楽だと思いました。。
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